フロム・ソフトウェアの宮崎英高、「ゲームはものすごく下手」だと明かす それでもDLCに備えて『ELDEN RING』はプレイ済み

使えるものは何でも使うスタイル

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フロム・ソフトウェアの社長で『ELDEN RING』のディレクターを務める宮崎英高は、自身が開発したゲームを発売後にプレイすることはめったになく、プレイするとしてもスキル不足を補うためにゲームで用意されているものは何でも使うと語った。

「ゲームの発売に向けて、実際にプレイする時間をできる限り持つつもりです」と宮崎は『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の発売に先立ち、The Guardianに対して語っている。「ですがリリース後は、あまり触りたくないんです。やり残したことや気になる問題などが見つかるとわかっているからです」

宮崎は、リリース後にフロム・ソフトウェアのタイトルをプレイすると無力感を覚えるものの、「SHADOW OF THE ERDTREE」に備えて本編のメインストーリーをクリアしたという。

Hidetaka Miyazaki. Photo by Daniel Boczarski/WireImage.
宮崎英高。写真:Daniel Boczarski/WireImage.

「先に言っておきますと、僕はゲームがものすごく下手なんです。自由に使えるものは何でも使うスタイルでやっていて、ゲームで用意されているあらゆる支援要素に加え、設計者として持っている知識すべてを活用しています」と宮崎は言う。「『ELDEN RING』の自由度とオープンワールドという性質が、敷居を低くしてくれたのでしょう。プレイヤーとして、誰よりもその恩恵を受けているのは僕かもしれません」

宮崎は「SHADOW OF THE ERDTREE」の発売を前に、難易度が高いことで有名なフロム・ソフトウェア作品をとっつきやすくするために、プレイヤーが攻略情報を見たり非公式MODを使ったりすることはまったく問題ないとしていた。しかし、こうした支援要素が自由に使える環境でもプレイヤーの多くはDLCの攻略に苦戦しており、宮崎もDLCではプレイヤーが耐えられると思われる限界に挑戦したと認めている。

難易度が高いことから、新しいコンテンツの難易度を少しでも下げるためのMODが複数開発されることとなった。また、公式でもレギュレーションファイルが配信。バランスが調整されて「影樹の加護」の強化率が上方修正されている。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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ELDEN RING

FromSoftware | 2022年2月25日
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