【ネタバレ】『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」から削除されたラスボスのセリフが発見される

注意：この記事には『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」に登場するラスボスに関するネタバレが含まれます。

『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」には本編で未解決になっていた要素に関連したロアなどが多数追加されているが、ラスボスそのものにはセリフがない。

しかし、当初の予定は異なっていたようだ。あるプレイヤーが「SHADOW OF THE ERDTREE」のファイルを詳しく調べたところ、製品版では採用されなかったセリフがいくつか見つかったという。

The Gamerが伝えたように、RedditユーザーのLaMi_1がその一部を公開している。多くのことが明かされているわけではないが、皮肉にも、DLCをクリアしたプレイヤーが表明した不満の一部をこのセリフが鎮めてくれるだろう。繰り返しになるが、これより先には「SHADOW OF THE ERDTREE」のラスボスに関するネタバレが含まれる。

ミケラは新たな時代を迎えるためにプレイヤーを倒さなければならず、そのために助けを召喚する。ミケラは過去からラダーンを呼び出すが、それは本編に登場するものではなく、魔法を取り込んだ大きくて強い「約束の王、ラダーン」だ。

さながら操り人形のように、このラダーンは一言も発することなく巨大な剣を不気味に振るってプレイヤーを倒そうとする。一部のプレイヤーはラダーンの沈黙に不満を抱き、まるで旧友のような存在の彼が何も語らないことに失望したが、フロム・ソフトウェアがこの戦闘用のセリフを設定しつつも削除したのは、クリエイティブ面での意図的な判断だったようだ。

削除されたセリフは「我はラダーン」という言葉から始まる。「赤髪の黄金律、ラダゴンと、満月の女王、レナラの間に生まれた。戦いのために育てられた���子だ」。ファンはその重要性に関して意見を述べており、LaMi_1自身も「非常にありふれたもので、何も明らかにしていない」と認めつつ、「この声が聞けたら最高だっただろう」とも語っていた。

Tiloy22はその点に関して「それほど印象的でも重要でもなかったからカットしたんじゃないかな」と指摘。「ありふれたセリフだしラダーンは一切喋らないから、彼が平凡なことを言うとインパクトがなくなるかもしれない。（『ゼルダの伝説』の）リンクみたいに喋らないキャラクターが絶対に喋らないことが好まれるのと似てる」

2024年6月21日に発売された「SHADOW OF THE ERDTREE」で、フロム・ソフトウェアはプレイヤーが耐えられると思われる限界に挑戦したとのことで、手強いボスたちが登場する。IGN JAPANのレビューではこのDLCに8点を付け、「バラエティ豊かな新武器種や魔法、手強くも心地よいボス戦という魅力は見過ごせないが、明らかに足りていない新規のザコ敵と無駄に広いと言えるエリアなど完成度の低さも散見される」と評した。