StarwaveのDisney&Hotels Life

ディズニーとホテルライフが趣味の夫婦が綴る宿泊記

ファンタジースプリングスの答え合わせと開業までの軌跡@東京ディズニーシーファンタジースプリングス

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無事に6月6日に開業した東京ディズニーシーの新テーマポート

ファンタジースプリングス(FS)

当ブログではその工事進捗の状況やプレスリリースから見る完成予想をしていきました。

また、開業までに世間をざわつかせた様々なイベントがありましたので、これまでの軌跡を忘備録的に記録して行こうと思います。

目次

 

ファンタジースプリングスとは

ファンタジースプリングス完成イメージ(©︎Disney)

2024年6月6日に開業した東京ディズニーシーの新エリア(テーマポート)

計画当初では2022年秋の開業予定でした。

旧ランド平面駐車場の海側半分を使った広大な敷地に、

ができました。

開発面積は約14万㎡、事業費用は当初の2500億円を大幅に上回る3200億円!!

東京ディズニーシー(2001年開業)の当時の総工費が3500億円ということで、物価高を考慮してもどえらい額を投資した大型プロジェクトです。

広さとしてはだいたい現在のディズニーシーの1/4くらい、

ランドだとトゥモローランド+美女野獣+トゥーンタウンくらい(だいたい)です。

www.tokyodisneyresort.jp

完成予想の答え合わせ

①エリアの配置

まずは新テーマポートの各エリアの配置予想の答え合わせ

ファンタジースプリングス完成予想図©Disney

FS配置予想(2021年10月15日記事より)

基礎工事が終わり、建物が立ち始めたばかりの頃のGoogle Mapをベースに21年後半に予想を立てていました。

現在のGoogle Map(©︎Google)

で、現在のGoogle Mapがこちら。

こちらは完全に正解していました。

まぁイメージ図そのまんまで作り上げてきたので当然といえばそうなのですが。

ただ、上図の「?」の部分...

これ、ファンホの敷地になるのですが...

平面Pになりました。

まさかの平面Pになりました。

後述しますが、ファンホは「1施設の中に2つホテルがある」と言われるほど全く趣の違う2つの宿泊棟で構成されています。

こちらの平面Pは直営ホテルランクの「デラックスタイプ(ランホやミラコと同じ)」の「ファンタジーシャトー棟」の宿泊者用のPになります。

もう一つの「ラグジュアリータイプ(新設)」の「グランドシャトー棟」宿泊者はミラコスタのような屋内Pを利用できます。

  • 平面Pになったこと
  • 駐車場の差別化

は予想外でした。

※ちなみ「シャトー(château)」はフランス語で「城、大邸宅」の意。

youtu.be

駐車場については、おのださんの宿泊記をご参照ください。

②ホテルのお部屋
ファンホ客室予想(2023年2月23日記事より)

実際の客室カテゴリ(©︎Disney)

客室ホテルについてはタイプによって宿泊棟が分かれるところは正解。

ポイントは客室のカテゴリです。

  1. ファンタジーシャトー棟の眺望による客室の差別化ががない(キャラクタールーム設定なし)
  2. 明確なパークビューのカテゴリがない(パークビューはローズとスプリングスの一部のみ)
  3. グランドシャトー棟はオールスイートルーム&テラスだった
  4. 値段が想定外すぎた

このあたりが意外でした。

1.は思えばミラコがそうなのですが、ベイエリアサイドとは名ばかりで、「駐車場&オフィシャルホテルビュー」なのでなんとかならなかったのかと。

2.はシーのアラビアンコーストからいくつかのお部屋が見えたのでパークビューが設定されると思っていたのですが、そもそも⇨「パークビューとは。」という論点で、ディズニーリゾートにおいては「パークのメインエリアが眺望に含まれていて、ショーの全体or一部が見えるお部屋」をそう呼ぶイメージなので、そのイメージに沿わせるとパークビューサイドと言わなかったのは正解かな。

3.これはグランドシャトーの外観ができたあたりで気がついていたのですが、当初はミラコスタポルトパラディーゾサイドハバビュー+ハバテラルームがこちらに来ると思っていました。

実際は全室テラス付きスイートルームで最低でも70平米とだいぶ攻めた設定となりました。

4.で、これですわ。土日のピーク料金でいくと、

  • ファンタジーシャトー[非パークビュー]:約8-10万円/室
  • ファンタジーシャトー[パークビュー]:約10-12万円/室
  • グランドシャトー[70平米]:約35万円/室
  • グランドシャトー[100平米]:約46万円/室

です。

先述の通りミラコスタのような圧倒的な付加価値がある眺望でないのにこの価格。

グランドシャトーについては、ハバテラあたりを参考に15万円程度からスタートするかと思いきや、まさかの35万円!!

逆に最上級スイートは他直営ホテルが軒並み50万円で揃う中で、40万円台と謎のお得感を打ち出してきています。

価格設定については後ほどまたお話しします。

で、気になるお部屋ですが、

ファンタジーシャトー・スーペリア・アルコーヴルーム(41-48平米)
©︎Disney

ファンタジーの方はランドホテルのアルコーヴルームと同じ感じです。

ミラコスタよりちょっと広い全室40平米以上の設定です。

ほぼ全室4名対応。

youtu.be

グランドシャトー・アルコーヴルーム(70-100平米)
(©︎Disney)

グランドの方は、ハバテラの上位互換バージョンです。

スイートルーム扱いなので全室リビング・ベッドルーム別です。

スイートルームですが全室4名対応です。

youtu.be

お部屋の詳細については、ほのずぶいろぐさんの動画をご参照ください!

③専用エントランス

当ブログでは「第二エントランス説」として初出しの2019年11月の記事からその可能性を考察していました。

あたりはついていた(2021年10月15日記事より)

そして2021年の段階で、その後現実となる第二エントランスの場所は当てていました。

ただこの時は、ファンホ宿泊者専用エントランスは別にあると考えており(半分合ってた)、あくまで外来ゲストも使えると思っていて、入場規制があったとしても、「出口専用」として運用してくれるかも?って思っていました。(だってメインエントランス激遠いから)

明らかな入園ゲート風の構造物が完成(23年11月撮影)

で、そこから明らかなエントランスの構造がどんどんできていって、23年後半には「この構造物の中にゲートできるだろ。」と確実視していました。

ゲートはホテル直下に(photo by CASTELさん)

実際は、この構造物は手荷物検査場で、改札はホテルの三連アーチの中に設置されました!

以前「改札口8基程度のサイズ」と言っていたのは、ドンピシャで正解でした!!

こちらのエントランスは、「ファンタジースプリングス・エントランス」と名付けられ、開業時点では、「入退園共にファンタジーシャトー宿泊者のみが利用可能」なゲートとして運用されています。

つまり、バケパでマジックパス持っている別の直営ホテル宿泊者は使えないという鬼ルールです。

そして・・・

グランドシャトー専用エントランス(photo by ORICON NEWS)

グランドシャトーは想定通りの専用エントランスが設置されています。

こちらはミラコスタと同じ仕組みですね。

本当はファンタジーシャトー側にもこういうのができると思っていたのですが・・・想定外でした。

そのうち一般ゲストも先のエントランスから退園だけできる運用にしていただけると子連れには助かるのです。

開業までの軌跡あれこれ

ファンタジースプリングス開業までの約半年間、いろんな喜怒哀楽があったのでその軌跡を記録していきます。

①プレビューバケパ

プレビューバケパ(©︎Disney)

最初の衝撃はなんと言っても”プレビュー”バケーションパッケージの発売でした。

2024年5月27日〜5月31日の5日間限定のバケパで、開業前のファンホに宿泊し、FSを一足先に楽しめる、というプランでした。

ファンタジーシャトーのみ宿泊可能(©︎Disney)

宿泊できるお部屋はファンタジーシャトーのみでした。

この時は、客室ごとの宿泊料金やマジックパス(後述)の詳細を知らなかったので、プレミアム価格だなぁと思っていたのですが、今思えば割安だったのかも...

基本的には普通のバケパ(©︎Disney)

プレビューパスポート(後のマジックパス)以外は、普通のバケパです。

こちらのプランの発売は2023年12月19日15時からでした。

もちろん参戦しました。

開始7分前の待ち時間

ほど良いタイミングでログインして、順番待ちしたら、開始7分前の段階で、「15:03」に中に入れる予想で、「これは勝ったわ。」と思っていたら・・・

あっれェ。。。。

その数分後にものすっごい勢いで待ち時間が伸びて、開始3分前には50分待ちに。

結局入ったところで売り切れており、購入できませんでした。

ちなみに妻はもう少しタイミングが良くて35分程度で入れましたが、ダメでした。

(筆者はsafarichromeを同時に2画面でやりました)

②スニーク

で、このプレビューバケパを踏まえて大炎上したのが、スニークです。

スニークとは一般ゲスト向けのテスト運営のことで、普段は新ショー・パレで実施されています。

今回、FSもスニークが実施されたのですが、先述のプレビューバケパが5/27-5/31と決まっていたので、これより後に実施されるのだろう。

多分6月3日 or 4日のどちらかと予想していました。

が!

まさかの!!

  • 初回:5月16日(木)
  • 2回目:5月20日(月)
  • 3回目以降:5月28日(火)〜6月2日(日)

と、プレビュー初日より11日も早い5/16を初回に、プレビュー期間と被る日程や異例の土日も含めた大量スニークを実施!!

プレビュー期間はプレビューパスが優先されたとはいえ、「誰よりも早く体験できる!!」と信じてプレビューバケパを購入したゲストからしたら、たまたまその日にインパした「一般ゲスト」に先を越されるなんて夢にも思わず、買えなかった自分ですら憤りを覚えました。

というわけで、正式開業よりだいぶ早い段階でアトラクションを含むFSの全容を知ってしまい、ちょっと・・・と思ったスニークでした。

1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック

で、正式開業後にFSをできるだけ楽しみたいと思っていたゲストの度肝を抜いたのがこちら。

ファンタジースプリングス・マジック(©︎Disney)

通称:マジックパス、です。

現状では、

  • ファンタジースプリングスホテル宿泊者
  • 対象バケパ購入者

のいずれかでないと購入できないパスポートですが、これを持っていると、FSエリア出入り自由、FS内のアトラクションを優先搭乗し放題という神パスです。

驚くのはそのお値段。

大人(18才以上)             22,900円~25,900円

中人(中学・高校生/12~17才)  21,600円~24,000円

小人(幼児・小学生/4~11才)    19,700円~20,600円

東京ディズニーシー全体の1デーパス込みでこのお値段!

パーク入場の2倍超の価格を上乗せするとFSを目一杯楽しめる、というもの。

例えば全員チケットが必要な4人家族の場合、安くても9万円してしまうので・・・

大変悩ましいです。

【公式】 東京ディズニーシー|ファンタジースプリングス|1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック

④今、FSを最大限楽しむ最適解

「悩ましい」じゃなくて「厳しい」の間違いだろ。

とご指摘を受けるかも知れませんが、小さい子連れにとっては、「悩ましい」んです。

なぜかというと、一般でFSに入ろうと思うと、始発レベルの早朝にTDSのエントランスに並び、各FSアトラクションのスタンバイorDPAを奪取(しかもハッピーエントリー勢がそれなりに取得済み)しないといけないので、大変ってもんじゃない。

しかも、大体の子供が乗りたがる「アナ雪」は争奪戦の一番人気。

もし、というか高い確率で、良くて夕方以降のピーターパンに乗れるくらい。それでは多分子供は満足しないだろう、下手したらぐずられるかもしれない(だって子供は利用ルールわからないから)・・・だったらお金をお支払いした方が精神的にも快適に過ごせるのでは、と。

というわけで今、FSを最大限楽しむ最適解を考察しました。

候補はこちらの3つ

  1. マジックパス付きバケパ
  2. グランドシャトー宿泊+スタンバイ&DPA
  3. ファンタジーシャトー宿泊+マジックパス
  • 最初のバケパは直営ホテルであればセレブレーションも対象なので最も窓口が広く、ホテルのこだわりがなければ高い確率で希望日に行ける手段です。しかし、ど平日でも家族全員で約30万円は必要です。(チケット代込み)
  • グランドシャトーは宿泊者特典として、30分前エントリーバケパ並みのアトラクション・ショー優待券が付帯しますが、パークチケット本体は別売りです。宿泊料金も35万円からなので結局バケパの方がいいじゃんってなりそう。
  • 最後にファンタジーシャトー宿泊+マジックパス。これは宿泊費約10万円+マジックパス約9万円と合計で20万円以内に収めることができます。

ということで、おそらく最適解は3番目のファンタジー+マジックパスですが、これが現在、最も難易度の高い方法なので、取れたらラッキーです。

我が家はそういう運ないのでバケパになるのかなぁ。

20万なら安いってロジがそもそも狂ってるんだけどね。

⑤ドローンショー

さて、話も終盤、いよいよ開業前日になりました!!

開業前夜祭(©︎Disney)

前日の6月5日20:30よりYoutube生配信で「THE FANTASY BEGINS」という前夜祭イベントが実施されました。

「生放送」とは思えないほどの完成度で、しかもFSエリアの街並みがよくわかって非常にワクワクする12分間でした。

ドローンワークがすごかった(©︎Disney)

特に要所要所で効果的な演出をしていたドローンワークはすごかった。

個人的にはラプンチェルのランタンフェスのシーン。

夜空に浮かぶ無数のランタンが全てドローンとわかった時には震えました。

今もアーカイブで見ることができます。

youtu.be

余談

最近のディズニー、難しい&厳しすぎ問題

FS開業で昨今の東京ディズニーリゾートのシステムがメディアで大きく取り上げられて、一部で問題視されていますが、筆者も最近のディズニーは「しんどい」と思います。

  • 相当前から入念な計画が必要
  • 予約のために仕事休まないといけない
  • インパしてもアプリと睨めっこ

このあたりは誰でも経験したことあるのではないでしょうか?

少なくとも2019年以前と比較して気合の入れ方が格段に違うというか・・・

グッズが発売初日で大半が売り切れる現状も意味わからないし。

ここまで書いていてあれなんですが、「今、TDR行きたいですか?」と聞かれたら「No」です。

3日間休み取れるなら、少々高くても海外ディズニーを第一選択にします。

(海外ディズニーは東京と比べ物にならないくらい快適に各体験ができる)

なんなら、スペイン村の気軽さと安さを知った今は、スペイン村が第一選択です(笑

starwave-disneyandtravellife.hatenablog.com

総括

東京ディズニーシーの新テーマポート:ファンタジースプリングスについて当ブログの過去の考察の答え合わせと、開業前の軌跡を端的に、そして長々と記録していきました。

考察の答え合わせは正誤色々あって楽しいのですが、肝心のその中身については・・・

"蓋を開けてみたら"、早く体験したい!!てほどではないし、広報がやたらとピーターパン推してくるの怖いし(笑)

これなら香港ディズニーの新アナ雪エリア+香港ランホのアナ雪ルーム宿泊したいわ。って気持ちが強いです。

とは言え、我が子たちが強めに「行きたい!!」と言うのでどこかで気合入れないといけないのかなと覚悟はしております。

その前にスペイン村に行きそうな気がしてなりませんが^^

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