実写版『ONE PIECE』のショーランナーが「チョッパーの実写化は挑戦だ」と発言

90cmの人間とトナカイのハイブリッドを実写で再現するのは大変だろう

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Netflixの実写版ドラマ『ONE PIECE』の共同ショーランナーが、更新される可能性の高いシーズン2で、人間とトナカイのハイブリッドであるチョッパーを実写化するのは“挑戦”だと認めている。

IGN USのインタビューで、クリエイター・脚本・共同ショーランナーを務めるスティーヴン・マエダが、原作者の尾田栄一郎が創り上げたワイルドで素晴らしき世界の要素を実写化することが、いかに大変であるかを語った。

現時点でシーズン2の発表はされていないが、Netflixはシーズン2でイニャキ・ゴドイ演じるルフィらと共に、トニー・トニー・チョッパーという身長90cmのトナカイ人間をレギュラーキャラクターとして加える必要があるため、かなりの挑戦を強いられそうだ。

マエダはシーズン2の可能性については口を閉ざしたままだが、「どのようにチョッパーを実写化するか考えたことはありますか」と質問されると、「チョッパーについてわかっているのは、この作品で僕が一番好きなキャラクターだということだけです。チョッパーのことが大好きですが、間違いなくチャンレジになりますね」と答えている。

そして、実写版ドラマの制作チームにとってチャレンジとなる、尾田氏が生み出した一風変わったキャラクターはチョッパーだけではない。マエダは、将来的に登場する可能性のある他のキャラクターの実写化も難しいだろうと言及しており、「僕のお気に入りのキャラクターの1人はニコ・ロビンなのですが、どのようなビジュアルになるのか見るのを楽しみにしています」と語った。

ロビンは悪魔の実を食べたせいで、自分自身や無生物、他人から体の一部を複製することができるのだが、すでにNetflixは、ルフィやバギーのように悪魔の実を食べたキャラクターの特殊パワーを映像化することを経験済みだ。

マエダは、「バギーは本当に難しかったですね。彼をバラバラにしたいと思いつつも、その体のパーツをどうすればいいんだ? という感じでした。そういった色々と複雑な決断を下さなければならなくて、そのシーンの一番クールなものは何なのかも考える必要がありました。そのシーンをワクワクするようなものにして、今までに見たことがないようなものに感じてもらうには、何をして、どのように撮影すればいい���か? とね」と振り返った。

さらにマエダは、「ルフィが身体を伸縮させる力は、間違いなく他の映画やテレビ番組で見たことがあります。そのベストなものをどう作るのか? 最高のCGを使えるとわかっていましたが、素晴らしいCGであっても、伸縮自在のパワーは酷い見た目になり得ますからね」とも付け加えた。

実写版ドラマ『ONE PIECE』は8月28日にNetflixで配信開始され、最初の4日間で視聴回数1850万回を記録した。現時点でシーズン2に関する公式発表はないが、実写版の制作会社であるTomorrow StudioのCEOは、現在進行中のストライキの終了から18カ月以内にシーズン2の準備が整う可能性があると述べていた。

IGNによるレビューは、「『ONE PIECE』は、漫画原作の実写シリーズとしてはかなりの成功だ。取りこぼしているものもあるが、原作漫画とそのキャラクターの核の部分をしっかりと捉えており、原作とは違うアプローチで作品や“麦わらの一味”の魅力を掘り下げることに成功している」と評されている。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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実写版『ONE PIECE』

2023年8月31日