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Opinion

SZ MEMBERSHIP

編集長からSZメンバーへ:「意識の再未来化」SZ Newsletter VOL.243

「無知の知」を唱えたのは古代ギリシアのソクラテスだけれど、いまや哲学者ばかりか脳科学者やAI研究者までもが「意識のありか」を探求してる。今週、東京で開催された国際意識学会ASSC27からこの大問題の現在地を考えるSZ会員向けニュースレター。

『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年6月に公開した注目の5記事

この6月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、著書『シンギュラリティは近い』によって来たるべき技術的特異点の到来を先見したレイ・カーツワイルへのインタビューや、「アフロポリタン」が目指す未来と新しい経済圏など、編集部が注目した5本のストーリーを紹介する。
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編集長からSZメンバーへ:「フレーム問題と脱未来化」SZ Newsletter VOL.242

最新号で特集した空間コンピューティングの可能性(フレーム)から、AIのフレーム問題、都知事選の選挙ポスター掲示板、そして映画『関心領域』へと考察をつなげる今週のSZ会員向けニュースレター。
EDITOR'S LETTER

潜在空間とトマトスープ──『WIRED』空間コンピューティング特集号の発売に際して、編集長から読者の皆さんへ

いつの時代も新しいメディアが時間と空間を拡張してきた。だとすれば、生成AI時代の潜在空間についてはどうだろう? 空間コンピューティングの可能性(フレーム)に迫る最新号に寄せて、『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのエディターズレター。
SZ MEMBERSHIP

レイ・カーツワイルが(またしても)正しければ、その不滅の魂とクラウドで会えるだろう

著書『シンギュラリティは近い』によって来たるべき技術的特異点の到来を先見した有名な未来学者は、世界と自分自身の運命についていまでも人間離れした楽観的な考えをもっている。そして、シンギュラリティはあっという間にやってくると考えているのだ。
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編集長からSZメンバーへ:「アンドロイドの脱未来」SZ Newsletter VOL.241

日本では6年ぶり、一夜限りの渋谷慶一郎「アンドロイドオペラ・トーキョー」で出現した「世界の終わりと終わりの後」とは、超知能と人間が共存するという「ノヴァセン」の時代を先取りしていたのかもしれない──今週のSZ会員向けニュースレター。
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テクノロジーをデザインする人のための技術哲学入門【第9回】:日本の宇宙技芸を考える──テクノロジーの「あわい」

最新のテクノロジーをビジネスやクリエイティブに活用する上で「技術哲学」は必須の教養だ。日本的なテクノロジー観としてしばしば言及されるアニミズムやドラえもんだが、これが本当に、日本の“宇宙技芸”なのだろうかと問う連載の第9回。
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編集長からSZメンバーへ:「家族の記憶の脱未来」SZ Newsletter VOL.240

G7サミットのバイデン大統領から新しい動画生成AIまで、「記憶」をめぐる今週のSZ会員向けニュースレター。
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編集長からSZメンバーへ:「テクノユートピアの脱未来」SZ Newsletter VOL.239

AIによって「すべてが解決した世界」は、はたしてユートピアなのだろうか? マルクスからテクノリバタリアンまで、脱希少性経済へと至るさまざまな経路について考えた、今週のSZ会員向けニュースレター。
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AIチャットボットという“デジタル変態生物”のつくり方

アニメーターや玩具デザイナー、ビデオゲームの開発者たちはこれまで何十年にもわたって、「生きている」と思わせるようなキャラクターづくりに携わってきた。いまやAIチャットボットにわたしたちが同じことを感じるとき、そこで何が起こっているのだろうか?

『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年5月に公開した注目の5記事

この5月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、多元世界に向けたデザインを考える対話や医師が語る空間コンピューティングの可能性など、編集部が注目した5本のストーリーを紹介する。
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編集長からSZメンバーへ:「テックノスタルジアの脱未来」SZ Newsletter VOL.238

行き過ぎたテクノロジーへのカウンターとして、ノスタルジアに話題が集まった今週。はたしてテックノスタルジアの正体とは、過去にあるのか、それとも未来にあるのか ── 今週のSZ会員向けニュースレター。
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編集長からSZメンバーへ:「尋ねること、の再未来化」SZ Newsletter VOL.237

OpenAIによる最新のAIモデル「GPT-4o」のお披露目デモは、リビングルームのソファで行なわれた。AIエージェントが日常空間にあたりまえにある時代には、わたしたちの会話の質は確実に変わるのだろう。今週のSZ会員向けニュースレター。
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子どもたちをスマートフォンから解放することはできるのか?

オフラインで多くの時間や自由を必要とする若者にとって、ソーシャルメディアがよくないことはわかっている。にもかかわらず親たちからは、一致団結してこの問題を解決しようという気概がほとんど見えてこない。
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AIを巡る“ハイプ”を信じるときが来たようだ

AIの進歩は頭打ちしたと一部の識者は指摘している。しかし、この5月に立て続けに公開されたOpenAIとグーグルによる一連のデモは、AIによる変革がまだ始まったばかりであることを示している。
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ユニバーサルからプルリバーサルへ──多元世界に向けたデザインを考える(後編)

プルリバース(多元世界的)なデザインの可能性をめぐり、人類学者アルトゥーロ・エスコバルの『多元世界に向けたデザイン』を起点にデザインリサーチャー水野大二郎に訊く編集長インタビューの後編は、世界のリジェネラティブなトランジションについて。
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編集長からSZメンバーへ:「テックカンファレンスの再未来」SZ Newsletter VOL.236

東京ビッグサイトで今週開催されたSusHi Tech Tokyo 2024「Global Startup Program」の盛況ぶりから、改めてテックカンファレンスの意義を問い直す、今週のSZ会員向けニュースレター。
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自治・自律的なデザインと脱未来──多元世界に向けたデザインを考える(前編)

人類学者アルトゥーロ・エスコバルの『多元世界に向けたデザイン』を起点に、土着的な実践から生まれるデザインの再定義や、そこで立ち現れる多元世界について、デザインリサーチャー水野大二郎に訊く編集長インタビュー。
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テクノロジーをデザインする人のための技術哲学入門【第8回】:東洋思想から考えるマインドアップローディング

最新のテクノロジーをビジネスやクリエイティブに活用する上で「技術哲学」は必須の教養だ。連載の第8回では、いよいよ「テクノダイバーシティ」に迫る。今回は、シミュレーション仮説やマインドアップローディングから技術の多様性を考えてみよう。
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効果的利他主義の死

世界における善行を最大化すると謳い、シリコンバレーの“宗教”となった効果的利他主義は、詐欺とマネーロンダリングで懲役25年の判決を受けたサム・バンクマン=フリードとともに終わりを迎えたのだろうか?
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編集長からSZメンバーへ:「アップルの脱未来」SZ Newsletter VOL.235

アップルが生み出す数々のプロダクトはこれまで“未来”を具現化してきた。だが今週の新製品発表でこのテックジャイアントが披露したメッセージは、いまやひとつの未来が終わり、わたしたちは再未来化を迫られているのだと気づかせてくれる。
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80万円で人ひとりを救えるなら儲けもの:効果的利他主義を体現するGiveWellインタビュー

慈善行為の効率やインパクトの最大化を目指す効果的利他主義が自己不信のスパイラルに陥いるなか、定量的な分析を是とする理想主義者エリー・ハッセンフィールドは、膨大な額を寄付したいと考えるシリコンバレーの富裕層の意欲にいまも応えている。

デジタル・デモクラシーは多元的テクノロジーによって実現する── 経済学者グレン・ワイル来日セッションから

協働可能な多様性と民主主義のためのテクノロジーを実装する「Plurality」という世界的ムーブメントが注目されている。その中心メンバーのひとりグレン・ワイルが来日し、Plurality Tokyo主催のもとで貴重なセッションが実現した。
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編集長からSZメンバーへ:「オーバーツーリズムの脱未来」SZ Newsletter VOL.234

ベネチアは「入場料」を徴収し、ニューヨークは「渋滞税」を取り始める。世界の都市は住人と観光客で溢れている。日本でオーバーツーリズムが進む都市のひとつ、鎌倉からSZメンバーに向けたGWのニュースレター。

『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年4月に公開した注目の5記事

この4月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、AIの歴史を変えたトランスフォーマーや新連載『SFに学ぶ「知能」の未来』など、編集部がおすすめする5本のストーリーを紹介しよう。
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編集長からSZメンバーへ:「“​​サステナブルな未来”の脱未来」SZ Newsletter VOL.233

「サステナブルな未来」を目指すなら、持続可能性について再定義する必要がありそうだ。アースデイを迎えた今週、SZメンバーに向けたニュースレター。
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編集長からSZメンバーへ:「フードイノベーションの脱未来」SZ Newsletter VOL.232

スペインのビルバオで開催された食のグローバルカンファレンス「FOOD 4 FUTURE」を訪れた今週、日本のフードイノベーションのポテンシャルを世界に投げかけたことで、改めて食の脱未来とは何かを問うSZメンバー向け週末ニュースレター。
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テクノロジーをデザインする人のための技術哲学入門【第7回】:野生のサイバネティクス

最新のテクノロジーをビジネスやクリエイティブに活用する上で「技術哲学」は必須の教養だ。連載の第7回では、現代の情報科学の基盤となるサイバネティクが引き起こす「意味の転換」をひもとき、この問題を乗り越える方法を探る。
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編集長からSZメンバーへ:「​​ファッションの脱未来」SZ Newsletter VOL.231

わくわくするような創造性と、環境汚染産業として悪名高い産業構造が相まった「ファッション」において、その未来をいかに解体し、新たな未来を再生できるだろうか? 編集長からSZメンバーに向けた週末のニュースレター。
SZ MEMBERSHIP

編集長からSZメンバーへ :SZ Newsletter VOL.230「​​Defuturing(脱未来化)とRefutureing(再未来化)に向けたはしがき」

選りすぐりの限定記事が読める『WIRED』の好評サブスクリプションサービス「SZ MEMBERSHIP」が4月よりアップデート、編集長からSZメンバーに宛てた週末のニュースレターが復活した。リブート一発目は、脱未来化と再未来化について。

映画『オッペンハイマー』では描かれないもうひとつの闇の歴史、黒人鉱夫たち

映画『オッペンハイマー』には原爆投下のシーンが描かれてい��いことが日本で話題となったが、同じく描かれなかった悲劇がある。広島の原爆に使用されたウランの供給源となったシンコロブエ鉱山の労働者たちだ。
EDITOR'S LETTER

クリエイティブマインドだと、アナは言う──『WIRED』ファッション特集号の発売に際して、編集長から読者の皆さんへ

いつの時代もファッションは未来を纏ってきた。だからこそいま、その可能性を語るための新たな文脈が必要だ。10年ぶりとなるファッション特集「FASHION FUTURE AH!」に寄せて、『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのエディターズレター。
NEW YEAR

昭和99年のシンギュラリティ──新年に寄せて編集長から読者の皆さんへ

2024年は昭和にすると99年、いよいよ節目のときとなる。その間、ポジティブ/ネガティブなパラダイムシフトはいくらでもあった。では、本当は変えなければならなかったことは何だろう──新年に向けた特集「THE WORLD IN 2024」に寄せて、『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのエディターズレター。

The Singularity in Showa 99 (Editor’s Letter: Vol.51)

The year 2024 could have been the 99th year of the Showa era, and thus finally the time for a turning point. During the last 100 years, there have been plenty of positive/negative paradigm shifts. So, what are the other things that we really could have changed? Here is WIRED JAPAN’s Head of Editorial Content Michiaki Matsushima’s Editor's Letter for WIRED JAPAN’s VOL. 51, “THE WORLD IN 2024”, which looks ahead at the upcoming year.

VRヘッドセットがあなたの寝室を完璧に把握するのは、もうすぐかもしれない

メタとアップルは次なるフロンティアとして複合現実(MR)に狙いを定めている。だが、ウェアラブル端末に周囲のデータ収集を許すことは数々の問題を生むことになるだろう。

哲学者ユク・ホイ 特別寄稿:2050年、テクノロジーの多元論へ

ひたすらギアを上げて加速し続けるテクノロジーの発展が、「避け難く次の戦争につながるのは明白だ」とユク・ホイは言う。だからこそ、テクノロジーとわたしたちとの関係の「根本的な変化」がいま求められているのだと。キーワードは生物多様性、精神多様性、そして技術多様性だ。

いつも好奇心に駆り立てられてきた:創刊30周年記念号(VOL.50)の発売に際して、編集長から読者の皆さんへ

『WIRED』はこれまで、「新しくエキサイティングなもの」に未来の可能性を見いだしてきた。そこで欠かせないのが、「闘う楽観主義」と「長期的思考」だ。節目のタイミングに『WIRED』のエートスを改めて問う日本版編集長・松島倫明からのエディターズレター。

AIが生成したコンテンツを見分けるには「専用の文字」をつくればいい

AIによるコンテンツと人間が作成したコンテンツの見分けが難しくなっており、これらを区別する方法を確立することが急務になっている。作家のアリステア・クロールは、AIが生成する文章にUnicodeで用意したAI専用の文字を使用することで��別するのが合理的かつ実践的だと提案する。

受刑者の社会復帰をスムーズにするためには、インターネットへのアクセスが欠かせない

人工知能(AI)やスマートデバイスといった技術が生活に浸透してきているが、米連邦刑務所に収監されている囚人たちは最新技術に触れる機会がない。テクノロジーから切り離された生活をしていると社会復帰が難しくなるため、再犯を防ぐためにもインターネットへのアクセス必要だと、ある受刑者は指摘する。

親愛なるマーク・ザッカーバーグへ。イーロン・マスクと格闘技で戦うのはやめてくれ

マーク・ザッカーバーグとイーロン・マスクは格闘技の試合をしないほうがいい。ザッカーバーグがマスクにすでに事業で勝っているなら、なおさら試合をする意味はない。『WIRED』エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィが綴るメッセージ。

「リジェネラティブこそが未来のコンセプトになっていく」──哲学者マルクス・ガブリエルが語る資本主義の行方、あるいはAIと哲学

4年ぶりに来日した哲学界のロックスターは、エルメスの定番H織りネクタイを揺らしながら、聴衆に向かって資本主義を擁護してみせた。いわく、人々の倫理性を行動規範とする経済は実現可能なのだと。それが絵空事でないことを確かめるべく、講演を終えたマルクス・ガブリエルへ単独インタビューを試みた。

生成AIと自然──来たるべき“リジェネラティブ革命”に向けて:雑誌『WIRED』日本版VOL.49の発売に際して、編集長から読者の皆さんへ

生成的(ジェネラティブ)な人工知能と再生的(リジェネラティブ)な自然、はたしてそれは対立的な概念なのだろうか? 未来を再生する次世代カンパニーを特集する最新号「THE REGENERATIVE COMPANY」に向けて、「リジェネラティブ」の可能性を問う『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのエディターズレター。

リトリートと環世界:雑誌『WIRED』日本版VOL.48の発売に際して、編集長から読者の皆さんへ

退屈な未来はごめんだけれど、未来に退屈することは大切だ──「未来への退却(リトリート)」を謳う最新号「RETREAT」特集がいよいよ発売。自然と人間、そしてデジタルの関係を大胆にリフレームするリトリートの可能性(と不可能性)をめぐって、『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのエディターズレター。

コンテンツのあり方を変えるジェネレーティブAI、『WIRED』は“ツール”としてこう使う[ガイドライン]

会話型AIやジェネレーティブAIが生成した文章や画像を多くのメディアはすでに使い始めているが、『WIRED』は記事の作成から本誌の表紙のデザインまで完全にAIに任せることはない──。『WIRED』のエディトリアルをグローバルに統括するUS版編集長のギデオン・リッチフィールドによる編集方針の表明。

それは誰のための未来なのか? ──新年に寄せて編集長から読者の皆さんへ

2023年、未来を実装するメディアとして創刊から30年の節目を迎える『WIRED』は、未来のかたちを伝えるだけでなく、それが誰のための未来なのかを問うていく──新年に向けた特集「THE WORLD IN 2023」に寄せて、『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのエディターズ・レター。

デジタル・デモクラシーによって多元主義を実現する:グレン・ワイル──特集「THE WORLD IN 2023」

AIやクリプトによって民主主義の基盤が破壊されようとしているなか、いま必要なのは、より多元的な意思決定やコラボレーションを促すテクノロジーへの投資だと、経済学者のグレン・ワイルは考えている。

「なめらかな社会」というオルタナティブな未来への実験:鈴木 健──特集「THE WORLD IN 2023」

Web3を牽引する分散的なテクノロジーは貨幣や選挙、国家など既存の枠組みを更新する可能性を秘めている。そのポテンシャルを引き出すために必要なのは、実験と問いの精神だと鈴木健は言う。