ベネディクト・カンバーバッチ、「アベンジャーズ」第5弾への出演をうっかり漏らす？インタビューでの発言が示唆

MCUでドクター・ストレンジ役を演じるベネディクト・カンバーバッチが、「アベンジャーズ」第5弾への出演をうっかり漏らしてしまったかもしれない。

カンバーバッチはNetflixのインタビューで、自身が演じてきたさまざまな人気キャラクターへの芸術的なアプローチについて語っている。なかでも、BBCドラマ『SHERLOCK シャーロック』のシャーロック・ホームズ、「ホビット」のスマウグ、そしてMCUのドクター・ストレンジなどは代表的な役だ。ドクター・ストレンジについて語ったなかで、カンバーバッチは同キャラクターが何らかの形で「アベンジャーズ」第5弾に関与する可能性に言及しているように思える。

「（出演が決まって）以来マーベルとはとてもいい関係を築いています」とカンバーバッチは述べた。「来年の『アベンジャーズ』がすごく楽しみです」

この発言から、いくらか情報を探り出すことができるかもしれない。まず、前述したとおり、ドクター・ストレンジが再び登場する可能性だ。これは、「アベンジャーズ」第5弾には「60人以上のMCUキャラクターが再登場する可能性がある」というDeadlineの過去の報道と一致する。そして、これが正しければ、「アベンジャーズ」第5弾はクリエイティブ面での問題があったとしても、依然として来年に制作開始予定だということになる。

ただし、カンバーバッチがただ言い間違えた可能性もある。IGN USはカンバーバッチの代理人とディズニーに説明を求めている。

インタビューの中ではさらに、カンバーバッチは舞台『ハムレット』の上演期間中にスケジュールの関係でドクター・ストレンジ役を断る寸前だったことも明かした。幸い、彼ら（状況からしておそらくマーベルのこと）が「生産ラインを丸々変更して」カンバーバッチのスケジュールに合わせてくれたという。また彼は、ドクター・ストレンジ役を与えられたおかげで、ポップカルチャーのファン以外にも受け入れられる役を探究する機会を得られたことに感謝していると語った。

「彼を演じる喜びは計り知れないものですが、それと同時に、彼を演じる喜びは、基になるストーリーや脚本を作り、商業的でない作品の実現に一役買うことができるということでもあります」とカンバーバッチは言う。「だから、僕のプロデューサーとしての人生、俳優としての人生にとって、彼はいろいろな意味で贈り物だと思っています。彼を演じるのが好きなんです。楽しいですからね」

カンバーバッチは、2016年（日本では2017年）公開の『ドクター・ストレンジ』でMCUに仲間入りした。それ以来、カンバーバッチが演じるストレンジは、『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ／エンドゲーム』、『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』、『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』といったさまざまなマーベル映画に登場してきた。カンバーバッチの発言からすると、「アベンジャーズ」第5弾にも再び登場するのかもしれない。

5作目となる「アベンジャーズ」の次回作は当初『Avengers: The Kang Dynasty』と題され、『アントマン&ワスプ：クアントマニア』と『ロキ』シーズン2でジョナサン・メジャースが演じたヴィランのカーンに焦点が当てられていた。しかし、昨年12月の裁判でメジャースが暴行とハラスメントの罪で有罪判決を受けたのち、マーベルはメジャースとの契約を解除。今年2月には、タイトルが『Avengers: The Kang Dynasty』から変更になると報じられていた。

「アベンジャーズ」第5弾は現時点で2026年5月1日に米国公開予定となっており、監督は『デッドプール＆ウルヴァリン』のショーン・レヴィが最有力候補だと報じられている。