中国で発見された新種のクモに「モンスターハンター」のフルフルにちなんだ名前がつく

リンク先にはリアルなクモの画像があるので、クモ恐怖症の人は注意してほしい

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中国で発見された新種のクモに「モンスターハンター」のフルフルにちなんだ名前が付けられた。フルフルは寒くて暗い環境を好むことから、白い身体を持ち、目が退化しているのが特徴だ。この新種のクモも似たような特徴があることから、「Otacilia Khezu」と名付けられた。Otacilia属というのはもともとあるクモの分類のようで、Khezuはフルフルの英語名となっている。

海外メディアのVG247がこの件について報道し、IGN USもそれを引用して記事にしている。

フルフル。画像は『モンスターハンターライズ』の公式動画より。

フルフルといえば、初代『モンスターハンター』から登場しているシリーズでおなじみの飛竜種のモンスターだ。フルフルは放電して攻撃する、首が長いといった特徴もあるが、白くて目が退化したという点がクモの名前に影響を与えたようだ。

フルフルにちなんだ名前が付けられたクモの情報はXユーザーによって拡散された。論文では「『モンスターハンター』に登場した盲目の飛竜種にちなんで名前が付けられた」と明言されている。論文はこちらから見られるが、リアルなクモの画像が含まれるので気をつけてほしい。

なお、Otacilia属というクモ自体は珍しくないようで、世界中で137種が知られているという。過去2年間で47の新種が発見されているようだ。今回のクモは洞穴生物で、目が退化していて身体が白い、似たようなクモ自体はいたらしい。このタイプのクモは中国では記録がなかったらしく、新種として名前が付けられた模様だ。

論文の著者であるYejie Linが「モンスターハンター」から名前を引用したのはこれが初めてではないらしく、「モンスターハンター」のリオレウスにちなんだ名前を付けたこともあったそうだ。ほかにも同氏はフィクションから名前を引用しているようで、『ジョジョの奇妙な冒険』のヴァレンタインとツェペリから名前を引用していたという。Yejie Linはフルフルにちなんだ名前のクモの画像を自身のXにもアップしているが、クモ恐怖症の人は閲覧しないほうがいいだろう。

なにか新種の発見があったときに、フィクションから名前が付けられることはたまにある。たとえば、Wikipediaではフィクションから名前が引用された生物の一覧ページがある。新種の昆虫に伝説の鳥ポケモンにちなんだ名前が付けられたことや、新種のクモの名前に映画『ヴェノム』と主演のトム・ハーディにちなんだ名前が付けられたことなどもあった。

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